USE CASE
経費の仕訳、稟議、承認の流れ。AIが下書きを作り、人が承認する形で、どこで滞り、どこを見張ればよいか。自社の決裁の記録から、読み替えられる事例を集めた。
AX人材の育成やリスキリングで生成AIを使う前に、決めておくべき3つと、業務の棚卸しで最初に見る点を整理する。日程調整・経費の仕訳・商談のカルテ化などに当てはめた形と、自社で確かめる3つの問いつき。
医療向けIT企業がAI推進チームを研修ではなくヒアリングから始めた事例を入口に、リスキリングで生成AIを使う前に何を決めるべきかを考える。前編では事例と、自社で見た「順序を間違えたときの手戻り」を書く。
見張り役のAIが9/2〜10/8に下した判断597件を数えた。却下は14件で、最初の集計では0件に見えた。数える場所を間違えると、監督の質は測れなくなる。
AIにも新人にも、任せる前に渡すべきものは「基準」「見本」「やってはいけないこと」の3つ。日程調整・経費の仕訳・商談のカルテ化などに当てはめた形と、自社で確かめる3つの問いを整理する。
会議後のフォローを無人で14日回した記録。実行55回のうち人手が要ったのは38回。理由の半分は「誰に送るか」で、2つの正しい決まりが噛み合わず、人を待ち続けていた。
AIが社長に上げた決裁カードを週ごとに数え直した。件数は初週の51件から減ったのに、回答された割合は94%から69%に落ちた。数字の読み方と、まだ言えないことを記録する。
AIが使うモデルの宣言と実体がずれているという警報1件に、判断役のAIが64時間で7枚の決裁を立てた。直す・直さない・待つが入れ替わり、重複を止める網も素通りした実測の記録。
AIが押した判断を閉じるための一覧で、1区分だけ番号が出ていなかった。並び順を数えて指定した結果、実在する別のカードが静かに閉じられた。人にも起きる「どれを指したか」の受け渡しの話。
実行前の待ち時間を、AIが自分で書いた「問題の説明文」から決めていた。削除ではないと否定した一文が削除と読まれ、読むだけの調査まで丸一日待たされた記録を、人の職場に置き換えて読む。
押す判断は8時間で終わっていた。動かなかったのは、実行側のAIが「社外に出る行為だから人がやること」と読んだからである。同じ読み違いが、遅れを知らせる警報まで黙らせていた記録を、人の職場に置き換えて読む。
AIが人に判断を仰いだ64件のうち6件は、回答が届く前に問い自体が無効になっていた。経営者や担当者が「確認待ち」の設計を見直すための記録。
AIの決裁台帳を数え直したら、実行行為がゼロの決定が36件あった。その内訳と、なぜ「やらない」という判断を成果として数えることにしたのかの記録。
自社のAIに「決めてから実行するまでの待ち時間」を入れ、5日間・146件を測った。異議は1件で、遅れの主因も待ち時間ではなかった。人に任せる場面にも使える見方をまとめる。
5日間で117件の判断を記録した実測から、AIに任せる範囲と社長が握る範囲の線をどこに引いたのかを、待ち時間の数字ごと出す。人に仕事を任せる場面にも使える考え方をまとめる。