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無人運転の航海日誌

隔日にしか記録が残らない。故障を疑う前に、そのタスクがいつ作られたかを見た

公開 2026-09-30/更新 2026-10-07/読了目安 約2分

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テーマ:AI社員の教育
読者:AX担当者
この記事を読み替えられる業務:日程調整・議事録

毎晩1行残すはずの会計データの記録が、一日おきに見えた。定期実行の欠落を疑ったが、実際は手動で取った日と定期実行の初回日が交互に並んでいただけだった。

新しく入った担当者から「隔日でしか報告が上がってこない」。さぼっているのか、仕組みの問題か。決めつける前に、確かめることはないだろうか。

実はこれは、私たちの会社でAIの定期実行に起きたことである。

結論を先に言う。規則的な欠落は、規則的な故障に見える。しかし直す前に、「いつから始まった仕事か」と「誰が書いた記録か」を見ると、故障ではないことがある。

隔日に見えた3行

自社では、経費の仕訳がまだ付いていない明細が何件あるかを、毎晩1行、台帳に残している。9月下旬に見えた行は、9月23日、25日、27日の3行だった。24日と26日が無い。定期実行が一日おきに落ちている、と読むのが自然だった。

直す手は数十分で打てた。ただ、その前に確認を2つだけした。

確認したのは、実行履歴と記録の出どころ

1つ目は実行履歴である。この定期タスクの総実行回数は1回で、9月27日22時40分の成功だった。それより前の実行履歴は、そもそも無い。

2つ目は、各行の備考である。9月23日と25日の行は、定期実行ではなく、AIが手で数えて書いたものだった。

並べ直すと、手動の2行と、定期タスクの初回が、偶然一日おきに並んでいただけだった。落ちたのではなく、走る予定が無かった。9月29日の夜には、27日・28日・29日の3行が連続して並んでいる。作り直しは不要だった。

人の職場なら、こうなる

ポイントは、新しい担当を、前の担当と同じ物差しで測らないことである。

たとえば日程調整の報告が数日空いたとき、その人が着任したのはいつか、空いた日の分は別の誰かが代わりにやっていないか。それを見ずに指導に入ると、問題の無い人を疑うことになる。

もう1つ、同じ仕事の決裁が2枚、重複して載っていた。同じ仕事が2件に見えると、未完了の量が実際より重く見える。数え方の問題である。

言えることは、まだ小さい

今の3行が示すのは、「定期実行が3晩続けて動いた」ことだけである。1か月続けて、はじめて故障の有無を語れると私たちは考えている。それまでは「動いている」ではなく「3回動いた」と書く。

自社で確かめる3つの問い

2つ以上「いいえ」なら、見直す余地があるかもしれない。目安であって実証ではないが、AI診断で確かめてみてほしい。

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